変化のスピードが速く、未来が不確実に感じられるこの時代、新しいことを探求するエネルギーとそのままに存在するということは、まるで相反するようで、悩ましいと感じられることもあるでしょう。この現代社会において、私たちは、良くなること、問題を解決することに病みつきになっていて、絶えず新しい知識や経験、解決策を求め続けます。この探究のエネルギーは社会や技術の進歩や革新にとって素晴らしいことですが、一方で今の様子を忘れがち。今に在ることが難しくなりがちです。
常に探求することが気を散らす
ほとんどの場合、私たちはの脳は探求をしている状態なので、欲望や気を散らすものに巻き込まれているのがほとんどです。他人と比較したり、未来について考えたり、過去に囚われたりすると、幸せ感、満足感を感じづらくなり、疲弊し、不満や不幸を感じることがデフォルトになってしまいます。物質的な所有欲、達成欲、人間関係の改善、もっと良くなりたい、問題を見つけては解決する、さらには悟りや成長、気づきなどの精神的な特別な経験などなど、探求し手に入れ続けようとすることは、実際に生活が行われている今の瞬間から私たちを引き離すのです。
今に存在する力
自分が今の様子にしっかりと根を下ろしていれば、この探求のエネルギーが湧き上がってきたとしても、私たちの苦しみや迷いは減少することになるでしょう。そのために、禅の教えは役に立ちます。探究も含め、世界の全てが生まれては消える現象であることが腑に落ちていれば、今に安住することができるのです。私たちは幸せを追い求めると幸せから離れて、今にあることでおいて幸せと満足を感じることになります。パラドックスですね。
そのまま (Sonomama) とは
「そのまま」(そのまま)は、日本語で「そのまま」または「あるがまま」を意味します。これは、何かを変更せずにそのままにしておくことを意味します。このフレーズは、物事を変更しようとせずに受け入れようとしなくても受け入れている状態と一致しており、現在の瞬間とその本質的な現実をそのままにしています。SONOMAMAの練習は、私たちの思考、感情、身体的な感覚を判断せずにそのままにしておくことです。ただそのままにしておきます。「そのまま」(as-it-is-ness) を育むことで、深い平和と満足感が育まれ、現在の瞬間を完全に体験することができます。SONOMAMAを実践することで、私たちは、あるのはいつも今の様子であることを思い出し、最終的には絶え間ない要求をが自然と緩み、単に存在することの真の喜びを見つけることができます。
精神的な伝統と今ココ
今にあることのは、多くの精神的な伝統と一致していて、今に存ることと、起こってくる絶え間ない要求を超越することの大切さを強調しています。これらの原則を理解し統合することで、よりバランスの取れた充実した生活を送ることができます。例えば、仏教の教えは、執着しないことと今にあることを強調しています。同様に、禅に根ざしたマインドフルネスの実践では、私たちに今の瞬間を生きることを練習し、その結果、自ずと感謝が湧き上がってくるでしょう。
バランスの取れた生活を送る
SONOMAMAプラクティスで、よりバランスの取れた充実した生活を送ることができます。現在の瞬間を感謝し、シンプルなものを楽しむことを学びます。絶えず追求することが、終わりのない不満のサイクルにつながることを理解します。代わりに、あるのはいつも今の様子であるということが腑に落ちて、物事をそのまま受け入れることで、真の平和と満足を見つけることができます。
結論として
現代の人間生活は良くなりたいという探求と問題解決の中毒になっており、そのせいで、自分を苦しめています。良くなりたいのに苦しみが増大するなんて!この負のループかを断ち切るために、まずは自分自身をそのままの姿で受け入れるの基盤を築くことが重要です。SONOMAMA(そのまま)のプラクティスは、私たちが本来の自分を思い出すための旅です。これは探求と解決への衝動さえも受け入れ、これでよかったんだ、という、より充実した人生につながります。SONOMAMAを実践することで、今この瞬間に真の平和を見つけることができますよ。
文とイメージ by sonomama